VB.NET(Visual Basic)とは?将来性、学習する3つの理由

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  • Visual Basicって何だろう?
  • Visual Basicって古い言語だって聞いたけど、まだ使えるの?
  • どうやって効率よく学べるのか知りたい!

この記事は、そんな疑問や悩みを解消するための内容です。

私自身がVisual Basicを使ってアプリケーションを開発してきた経験から言えることは、Visual Basicは今でも十分に活用できる言語であり、特にWindowsアプリケーションの開発に非常に適しているということです。

Visual Basicを使えば、初心者でも簡単にアプリケーションを開発でき、しかもプロフェッショナルな仕上がりを実現できます。

このブログでは、Visual Basicの基本から学び、実践で使えるスキルを身につけるためのノウハウを提供します。

この記事を読み終える頃には、Visual Basicの基礎を理解し、効率的に学習を進める方法や、Visual Basicを使ってどのようなアプリケーションが作れるのかが分かりますよ♪

前半では、Visual Basicとは何か、そしてその魅力について解説します。後半では、実際の開発プロセスや学習方法について詳しく説明しますので、最後までじっくりお読みください!

また、Visual Basicを効率的に学習するための推奨方法を4つご紹介します。自分に合った学習方法を見つけて、楽しくVisual Basicをマスターしましょう。

目次

Visual Basicはオワコン?Visual Basicの学習をおすすめする3つの理由

Visual Basic(VB.NET)はかつて人気のあったプログラミング言語ですが、現在では一部で「オワコン」と見なされがちです。

しかし、Visual Basicには依然として学ぶ価値があります。

この記事では、Visual Basicの学習をおすすめする3つの理由を解説します。

Windowsアプリケージョン開発に適している

Visual Basicは、Windowsアプリケーションの開発に非常に適しています。これは、Visual BasicがMicrosoftによって開発された言語であり、Windowsとの互換性が高いためです。

この言語は、オブジェクト指向のサポートと.NETフレームワークの強力な機能を利用して、安全かつ効率的なアプリケーション開発を可能にします。

また、GUIの作成を容易にし、データベースとの連携やネットワーク機能の統合をシンプルにするためのツールが豊富に用意されています。

ユーザーインターフェースの構築が簡単

Visual Basicを使用すると、Visual Studioのドラッグアンドドロップ機能を利用して、簡単にグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を作成できます。これにより、初心者でも直感的に操作画面を設計することができます。

豊富なライブラリとツール

Visual Basicには、Windowsアプリケーション開発に必要なライブラリやツールが豊富に用意されています。

  • Visual Studio: Visual Basicの開発環境です。コードエディタ、デバッガ、テストツールなどの機能が含まれています。
  • .NET Framework: Windowsアプリケーション開発に必要な基本的なライブラリを提供します。文字列操作、データ構造、データベースアクセスなどの機能が含まれます。

具体的な例として、以下のコードはVisual BasicでSQL Serverに接続し、データを取得する方法を示しています

Imports System.Data.SqlClient

Dim connectionString As String = "Data Source=SERVER_NAME;Initial Catalog=DATABASE_NAME;User ID=USERNAME;Password=PASSWORD;"
Dim connection As New SqlConnection(connectionString)
connection.Open()

Dim command As New SqlCommand("SELECT * FROM TableName", connection)
Dim reader As SqlDataReader = command.ExecuteReader()

While reader.Read()
    Dim column1 As String = reader("Column1").ToString()
    Dim column2 As Integer = reader(1)
End While

reader.Close()
connection.Close()

イベント駆動型プログラミングのサポート

Visual Basicは、イベント駆動型プログラミングを採用しており、GUIアプリケーションを迅速に開発できます。

イベント駆動型プログラミングとは、ユーザーが画面上のボタンをクリックしたり、メニューを選択したりするなどのイベントが発生したときに、それに対応する処理を実行するプログラミング手法です。

Visual Basicでは、イベントハンドラと呼ばれる処理を簡単に記述でき、GUIアプリケーションの開発を効率化できます。

例えば、ボタンをクリックしたときに特定の処理を実行するコードは以下のようになります。

Private Sub btnClickMe_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles btnClickMe.Click
    MessageBox.Show("Button clicked!")
End Sub

したがって、Visual Basicは、その使いやすさとMicrosoft製品との高い互換性から、Windowsアプリケーション開発の優れた選択肢となります。

分かりやすく親しみやすい、安定性のある言語

Visual Basicは、分かりやすく親しみやすい、高い安定性を持つプログラミング言語です。

  • わかりやすい構文: Visual Basicはシンプルな構文を持ち、コードの可読性が高いため、プログラミング初心者でも基本的なコンセプトを容易に理解できます。また、エラー発見と修正が容易な開発環境を備えています。
  • 安定性: .NETフレームワークに基づくことで、セキュリティとメモリ管理が強化され、アプリケーションの信頼性と効率が向上します。長期間にわたる開発の実績があり、多くの企業に採用されています。

わかりやすい構文

Visual Basicは、自然言語に似た構文を採用しているため、初心者でも比較的簡単に理解できます。

例えば、以下のコードは、2つの変数を足して、その結果を画面に表示するプログラムです。

Dim x As Integer = 10
Dim y As Integer = 20
Dim z As Integer = x + y
Console.WriteLine(z)

ロールベースセキュリティ

ロールベースセキュリティとは、ユーザーごとに割り当てられたロールに基づいて、アクセス権限を制御するセキュリティ手法です。

従来のユーザーベースセキュリティとは異なり、ロールベースセキュリティでは、個々のユーザーに直接アクセス権限を付与するのではなく、ユーザーをグループ化し、グループごとにアクセス権限を設定します。

これにより、アクセス権限の管理が容易になり、セキュリティレベルを向上させることができます。

例: 社員向けポータルサイトを開発する際に、ロールベースセキュリティを採用

  • 管理者: すべての機能にアクセス可能
  • 社員: 業務に必要な情報にのみアクセス可能
  • 外部協力者: 限定的な情報にのみアクセス可能

これらのロールに対して、それぞれ必要なアクセス権限を設定することで、セキュリティレベルを向上させることができます。

これらの理由から、Visual Basicは初心者にも取り組みやすく、企業にとって信頼性の高い選択肢として、広く利用されています。

Visual Basicの利用実態は? 案件もまだまだ存在

Visual Basicは多くの業界で引き続き利用されており、多様な案件でその価値を証明しています。

  • 業界利用状況: 金融業界、保険業界、公共機関などで広く使われており、特にデータ集中型の業務アプリケーションでの利用が見られます。
  • 利用の継続理由: 既存システムの互換性と開発の容易さが主な理由です。Visual BasicはVB6からの移行を容易にし、安定した開発環境を提供しています。

これらの事例から、Visual Basicは現在も多くの企業にとって重要な技術であり、既存のシステムのメンテナンスや特定の業務アプリケーションの開発に使用されています。

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知っておきたい!Visual Basicの基礎

知っておきたい!Visual Basicの基礎

Visual Basicは、特に初心者向けのプログラミング言語として知られ、長年にわたりWindowsアプリケーション開発に広く利用されてきました。

この記事では、Visual Basicとは何か、どのような特徴を持ち、具体的にどのようなことができるのかについて解説します。

Visual Basicをこれから学習しようと考えている方、あるいはVisual Basicについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

Visual Basicとは何か?

Visual Basic(VB6)は、プログラミング初心者が簡単にアプリケーションを開発できるように設計された言語であり、Visual Basic(VB.NET)として進化しています。

初心者向けの設計
  • 自動コード生成
  • イベント駆動プログラミングのサポート
  • 初心者が直感的に理解しやすい構造

Visual Studioを使用したVisual Basicでのフォームベースのアプリケーション開発では、開発者はGUIツールを使用して直感的にデザインを行い、コードの複雑さを最小限に抑えることができます。

Visual Basicは、初心者が扱いやすい言語の特性を維持しながら、現代の技術要求に適応した形で進化しました。

Visual Basicの歴史とその進化

Visual Basicは1991年に誕生したプログラミング言語で、Windowsアプリ開発を簡易化する目的で開発されました。
その後Visual Basic 6までリリースされましたが、旧式のコンポーネントモデルの問題から、.NETプラットフォーム向けのVisual Basic .NETへと進化を遂げました。

現在、Visual Basicは新しい構文の追加などはせず、これまでと同じように記述できて実行できるという安定性こそ最大の価値とする戦略にシフトしました。

2023年2月、マイクロソフトは、C#は.NETとともに言語仕様を進化させ続けること、F#はコミュニティと協力しながら進化させていくこと、そしてVisual Basicには今後新しい言語構文を追加せず、安定性に重きを置く方針であることを発表しました。

下記はマイクロソフトで.NETのプリンシパルプログラムマネージャを務めるKathleen Dollard氏のツイート。

誕生と普及(1990年代)

誕生と普及(1990年代)
  • 1991年:マイクロソフトが、初心者向けのプログラミング言語としてVisual Basic 1.0をリリース
  • 1995年:32ビット版と16ビット版のWindowsプログラムを開発できる最初のバージョンとなるVisual Basic 4.0をリリース。爆発的に普及が始まったWindows 95用のアプリケーション開発環境の一つとしてリリースされた。
  • 1998年:旧来型Visual Basic(Win32ネイティブ)の最後のバージョンとなる、Visual Basic 6.0をリリース。ActiveXに完全に対応し、ActiveXオブジェクトを使用することはもちろん作成することも可能。そのため、ActiveXコンポーネントとして公開されていたDAOやADO、OO4Oなどを使用して、SQL ServerやOracle DBを制御することができ、多くのビジネスシーンで使用された。
NET Frameworkへの移行(2000年代)
  • 2002年:.NET Frameworkと共に、Visual Basic(VB.NET)をリリース
  • Visual Basicを基に本格的なオブジェクト指向プログラミングに対応し、開発効率と保守性を向上
  • Windowsアプリケーション開発における基盤言語としての地位を確立
  • 2008年:Visual Basic 2008のリリースで、LINQやラムダ式の導入など言語機能を強化。.NET Framework 3.5に対応。
機能拡張と進化(~現在)
  • 2019年:Visual Basic 2019のリリースで、.NET Core対応に重点を置く。プラットフォームはWindowsとWebに対応。

つまり、Visual Basicは時代の要請に応じて大きく進化を遂げてきました。
視覚的でシンプルなデスクトップアプリ開発ツールから始まり、現在では.NETプラットフォーム上で様々な形態のアプリ開発が可能になりました。

マイクロソフト社はVisual Basicの更なる開発に関しては消極的ですが、歴史や信頼性がある言語なので、今後も利用され続けるでしょう。

Visual Basicと他のプログラミング言語との比較

Visual Basicは特定の用途、特にMicrosoft環境での開発に適していますが、他の言語と比較して柔軟性に制限がある面も見られます。

プラットフォームの比較

Visual BasicはWindows専用の強力なサポートにより際立っていますが、JavaやPythonのようなクロスプラットフォーム対応には及びません。

言語主な用途クロスプラットフォーム対応対応OS
Visual Basic 2019Windowsアプリケーション限定的(主にWindows)主にWindows
Java幅広い用途(デスクトップ、サーバー、モバイル)非常に優れている(JVMを使用)Windows、Mac、Linuxなど、JVMが動作するOS
Python幅広い用途(デスクトップ、ウェブ、データサイエンス)非常に優れている(インタープリタを使用)Windows、Mac、Linuxなど、多くのOS
  • Visual Basicは、主にWindows向けの開発に適しており、クロスプラットフォーム対応は限定的です。
  • Javaは、「一度書いてどこでも動く」という理念のもと、ほぼすべての主要なOSで動作するアプリケーションを開発できます。
  • Pythonは、シンプルな構文と豊富なライブラリにより、さまざまなプラットフォームでの開発が容易で、多岐にわたる用途に対応しています。

言語機能の比較

C#と比較すると、Visual Basicはモダンな言語機能の提供に遅れを取っています。

機能C#Visual Basic 2019
ラムダ式広く使用され、簡潔に関数を定義サポートされているが、使用頻度は低い
型推論一般的に使用されるサポートされているが、使用頻度は低い
非同期プログラミングasyncとawaitで簡単に実装AsyncとAwaitで同様に実装可能
パターンマッチング強力なパターンマッチング機能を提供パターンマッチング機能は限定的
イミュータブルデータレコード型やイミュータブルデータ構造を提供クラスのフィールドを読み取り専用にすることで実現

ラムダ式:関数(特定の動作を行うコードのかたまり)をシンプルに書く方法です。通常、関数を定義するには名前を付けますが、ラムダ式を使うと名前のない関数をその場で簡単に書くことができます。

using System;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // ここでラムダ式を定義します
        Func<int, int, int> add = (x, y) => x + y;

        // ラムダ式を使って計算を行います
        int result = add(5, 7);

        // 結果を出力します
        Console.WriteLine(result);  // 出力: 12
    }
}
Public Sub Calculate()
    ' ラムダ式をメソッド内で定義
    Dim add = Function(x As Integer, y As Integer) x + y

    ' ラムダ式を使って計算を実行
    Dim result As Integer = add(5, 7)

    ' 結果を表示
    Console.WriteLine(result)  ' 出力: 12
End Sub

型推論:プログラミング言語が変数のデータ型を自動的に判断する仕組みです。通常、変数を作るときには「この変数は数字です」「この変数は文字列です」というように、データ型を指定する必要がありますが、型推論を使うと、その指定を省略できる場合があります。

var number = 10;  // コンパイラがnumberの型をintと推論する
Dim number = 10  ' コンパイラがnumberの型をIntegerと推論する

非同期プログラミング:プログラムが何かを待っている間に、他の作業を同時に進めることができる仕組みです。

using System;
using System.Threading.Tasks;

class Program
{
    // 非同期メソッドの定義
    async Task<string> FetchData()
    {
        // 1秒待つ(他の作業を進めながら待つ)
        await Task.Delay(1000);
        // データを返す
        return "データを取得しました";
    }

    // メインメソッド
    static async Task Main(string[] args)
    {
        Program program = new Program();

        // 非同期メソッドを呼び出して結果を待つ
        string result = await program.FetchData();

        // 結果を表示
        Console.WriteLine(result);
    }
}
Imports System.Threading.Tasks

Module Program
    ' 非同期メソッドの定義
    Async Function FetchData() As Task(Of String)
        ' 1秒待つ(他の作業を進めながら待つ)
        Await Task.Delay(1000)
        ' データを返す
        Return "データを取得しました"
    End Function

    Sub Main()
        ' 非同期メソッドを呼び出して結果を待つ
        Dim resultTask As Task(Of String) = FetchData()
        Dim result As String = resultTask.Result

        ' 結果を表示
        Console.WriteLine(result)
    End Sub
End Module

パターンマッチング:プログラムがデータの種類や内容を調べて、その結果に応じた処理を行う機能です。

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        object obj = 42;  // オブジェクトに整数値42を格納

        // パターンマッチングを使って型を確認し、適切な処理を行う
        if (obj is int number)
        {
            Console.WriteLine($"これは整数です: {number}");
        }
        else if (obj is string text)
        {
            Console.WriteLine($"これは文字列です: {text}");
        }
        else
        {
            Console.WriteLine("これは知らない型です");
        }
    }
}
Module Program
    Sub Main()
        Dim obj As Object = 42  ' オブジェクトに整数値42を格納

        ' パターンマッチングを使って型を確認し、適切な処理を行う
        If TypeOf obj Is Integer Then
            Dim number As Integer = CType(obj, Integer)
            Console.WriteLine("これは整数です: " & number)
        ElseIf TypeOf obj Is String Then
            Dim text As String = CType(obj, String)
            Console.WriteLine("これは文字列です: " & text)
        Else
            Console.WriteLine("これは知らない型です")
        End If
    End Sub
End Module

イミュータブルデータ:一度作成された後に変更できないデータのことです。つまり、データを作ったら、そのデータはもう変更することができません。

public record Person(string Name, int Age);

class Program
{
    static void Main()
    {
        // イミュータブルなPersonオブジェクトを作成
        Person person = new Person("Alice", 30);

        // person.Nameやperson.Ageは変更できません
    Console.WriteLine(person.Name);  // 出力: Alice
    Console.WriteLine(person.Age);   // 出力: 30
    }
}
Public Class Person
    ' 名前と年齢のプロパティは読み取り専用 (ReadOnly) にする
    Public ReadOnly Property Name As String
    Public ReadOnly Property Age As Integer

    ' コンストラクタで名前と年齢を設定
    Public Sub New(name As String, age As Integer)
        Me.Name = name
        Me.Age = age
    End Sub
End Class

Module Program
    Sub Main()
        ' イミュータブルなPersonオブジェクトを作成
        Dim person As New Person("Alice", 30)

        ' 結果を表示
        Console.WriteLine("名前: " & person.Name) // 出力: Alice
        Console.WriteLine("年齢: " & person.Age)  // 出力: 30 
    End Sub
End Module
  • Visual BasicとC#はどちらもモダンな言語機能を提供していますが、C#の方がより多くの機能を提供し、広く使われています。
  • 初心者にはVisual Basicが理解しやすいかもしれませんが、より高度な機能を利用したい場合はC#の方が適していると言えます。

用途の比較

PythonやJavaScriptは、それぞれスクリプティング、ウェブ開発の分野で広く使われ、多様なニーズに応えています。

言語主な用途特徴
Visual Basic 2019Windowsデスクトップアプリ
ビジネスアプリケーション
主にWindows向けの開発に特化
Pythonデータサイエンスと機械学習
ウェブ開発
自動化スクリプト
汎用性が高く、幅広い分野で使用される
JavaScriptフロントエンドウェブ開発
バックエンドウェブ開発
モバイルアプリ開発
ウェブ開発に特化し、フルスタック開発が可能
  • Visual Basicは主にWindows向けのデスクトップアプリケーション開発に適しています。
  • Pythonはデータサイエンスやウェブ開発、自動化スクリプトなどに幅広く使用されます。
  • JavaScriptはウェブ開発に特化しており、フロントエンドからバックエンド、さらにはモバイルアプリ開発まで対応できる汎用性があります。

Visual Basicはその独自の強みを持ちますが、プロジェクトの要件に応じてJava、C#、Python、JavaScriptなど他の言語も検討する価値があります。各言語の特性を理解し、適切な技術選択を行うことが重要です。

Visual Basicで何ができるか?

Visual Basicを使用することで、多種多様なアプリケーションが開発可能です。

  • 多様なアプリケーション開発:デスクトップ、ウェブに対応しており、各分野に特化したツールとライブラリが提供されています。
  • 初心者向けの設計:視覚的な開発環境と直感的なコード構造が特徴で、学習のハードルを低減します。

デスクトップアプリケーションの開発

Visual Basicは、Windows向けのデスクトップアプリケーションを簡単に作成するためのツールを提供しています。例えば、企業の社内で使用する業務管理システムや、個人の生産性を高めるツールなどが挙げられます。

ウェブアプリケーションの開発

Visual Basicは、ASP.NETと組み合わせることで、動的なウェブサイトやウェブアプリケーションを開発することができます。これにより、オンラインショップやデータ管理システムなどの高度なウェブアプリケーションを作成できます。

データベース管理システムの開発

Visual Basicは、データベースとの連携が容易であり、企業内の様々なデータを効率的に管理するシステムを構築できます。SQL Serverなどのデータベースと組み合わせることで、強力なデータ処理能力を発揮します。

Visual Basicは、その多用途性とユーザーフレンドリーな設計により、様々なタイプのアプリケーション開発に適しています。
初心者からプロフェッショナルまで幅広い開発者が利用でき、その機能とセキュリティにより、高品質なソフトウェアの製作が可能です。

Visual Basicのメリット

Visual Basic は、特に初心者やビジネスアプリケーション開発者にとって、多くのメリットを持つプログラミング言語です。

習得の容易さ

Visual Basicは、英語に近い文法構造を持ち、初心者にとって理解しやすい言語です。Microsoftのドキュメントによれば、Visual Basicは「わかりやすく親しみやすい」言語として設計されています。

Visual Basic 言語の戦略についての説明
引用Microsoft公式/Visual Basicの戦略

生産性の高さ

TIOBE Indexによると、Visual Basicは2023年8月時点で人気プログラミング言語ランキングの上位に位置しています。これは、多くの開発者がその生産性の高さを評価している証拠と言えます。

TIOBE Index for August 2024

引用TIOBE Index

Visual Basicのデメリット

Visual Basicは多くの利点を持つ言語ですが、いくつかの重要なデメリットも存在します。これらのデメリットは、特定の開発プロジェクトや開発者のキャリアに影響を与える可能性があります。

市場での需要の低下

Visual Basicの市場シェアは減少傾向にあります。特に新規開発プロジェクトにおいては、他のプログラミング言語(例えばC#やJavaScript)が選ばれることが多く、Visual Basicの需要は低下しています。

2024年時点で、Visual Basicを用いた新規開発は減少傾向にあります。これは、JavaScriptやC#などの代替言語が一般化したことが主な理由です。

VB.NETの需要と将来性

引用レバテックキャリア/VB.NETとはどんな言語?概要や将来性、特徴を解説 VB.NETの需要

クロスプラットフォーム開発の制限

.NET Core(現在の.NET)のドキュメントによると、Visual Basicは.NET Coreでの完全なクロスプラットフォームサポートを受けていません。これは、Windows以外の環境での開発や展開に制限があることを意味します。

クロスプラットフォームのサポート

引用Microsoft公式/.NET Core 上の Visual Basic

Visual Basic のデメリットは以下のようにまとめられます

  • 開発者市場での需要が低下している
  • クロスプラットフォーム開発に制限がある

これらのデメリットは、特に大規模なアプリケーション開発や、最新の技術トレンドに追従する必要がある場合に顕著になる可能性があります。

ただし、これらの問題がプロジェクトの要件や目的に影響を与えない場合、Visual Basicは依然として有用なツールとなり得ます。

.NETとは?概要と構成

NETとは?概要と構成

.NETは、多様なプログラミング言語をサポートし、ウェブ、モバイル、デスクトップアプリケーションの開発に必要なツールやライブラリを提供するMicrosoftの強力なソフトウェア開発プラットフォームです。

特にVisual Basicを使用して効率的かつ直感的にアプリケーションを開発できるため、多くの開発者にとって非常に魅力的な選択肢となっています。

しかし、「Visual Basicが今後もサポートされ続けるのか」という疑問を抱いている方も少なくないでしょう。

本記事では、その不安を解消しつつ、.NETの全体像やその構成要素について詳しく解説します。

初心者にも理解しやすく、今後の開発の参考となる情報を提供しますので、ぜひお読みください。

.NETとは

.NETは、Microsoft社が開発した多目的ソフトウェア開発プラットフォームで、Visual Basicを含む様々なプログラミング言語を使用して、多種多様なアプリケーションを効率的に開発するためのツールとライブラリを提供します。

NETの最新バージョンは「.NET 8」です。「.NET 8」は 「.NET 6」に基づき、さらに多くの最適化が行われたバージョンです。ここでは、現在、多くの企業で使用されており、安定性が評価されている「NET 6」を解説します。

Visual Basicのサポート

.NETは、Visual Basicを完全にサポートしており、Windows Formsアプリケーションやコンソールアプリケーションを開発できます。

クロスプラットフォーム対応

Windows、macOS、Linuxで動作するアプリケーションを開発できます。ただし、Visual Basicの主な強みはWindowsアプリケーション開発にあります。

Visual Basicの生産性

Visual Basicは、RAD(迅速なアプリケーション開発)に適しており、特にWindows Formsアプリケーションの開発で高い生産性を発揮します。

Visual Studio統合開発環境(IDE)を使用して、ドラッグ&ドロップでボタンや入力欄を配置します。

豊富なライブラリ

.NETは、開発者が効率的にアプリケーションを構築できるよう、多くの標準ライブラリを用意しています。

引用Microsoft公式/.NET クラス ライブラリの概要

.NETは、Visual Basicプログラマーにとって非常に魅力的な開発プラットフォームです。Windows Formsアプリケーション開発、RADに適した開発環境、豊富なライブラリなど、Visual Basicの強みを最大限に活かすことができます。
特にWindowsアプリケーション開発において、Visual Basicは高い生産性を発揮します。

.NET6と.NET Coreと.NET Frameworkの違い

.NET 6、.NET Core、そして.NET Frameworkの3つは、Microsoftが提供するアプリケーション開発プラットフォームですが、それぞれに異なる特性と使用目的があります。
初心者でも簡単に理解できるように説明します。

.NET Framework

.NET Frameworkは、Windows上で動作するアプリケーションを開発するための古い技術です。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、Windowsアプリケーション開発の標準として広く利用されてきました。
しかし、Windows専用であるため、クロスプラットフォーム(異なるOSでの動作)ができません。

長らく利用されてきた.NET Frameworkですが、.NET Framework4.8を最終リリースとして、リリース終了となりました。後継となるのは、.NET Coreのブランド名が変更された.NET6です。

.NET Framework 4.8はWindows Server 2022にプレインストールされています。
Windows Server 2022のサポート期限が2031/10/14なので、少なくとも2031/10/14まではサポートが保証されます。

.NET Core

.NET Coreは、クロスプラットフォーム対応のために開発されました。
つまり、Windowsだけでなく、macOSやLinuxでも動作するアプリケーションを作ることができます。
.NET Coreのサポートは2022年12月13日で終了し、.NET 6に統合されました。

.NET 6

.NET 6は、.NET Coreの後継であり、さらに統合されたプラットフォームです。
これにより、.NET Frameworkや.NET Coreの全ての利点を兼ね備え、より効率的に、かつより多くの環境でアプリケーションを動作させることが可能になりました。
.NET 6は、クロスプラットフォーム対応をさらに強化し、最新の開発ツールやライブラリをサポートしています。

以下に、各プラットフォームの特徴に主要な言語を追加した表を作成しました。

特徴.NET Framework.NET Core.NET6
対応OSWindowsWindows, macOS, LinuxWindows, macOS, Linux
最新バージョン4.8(2021年)3.1(2019年)6.0(2021年)
クロスプラットフォームなしありあり
パフォーマンス
主要な言語C#, Visual Basic, F#C#, Visual Basic, F#C#, Visual Basic, F#

この表は、それぞれのプラットフォームが対応する主要なプログラミング言語も示しています。

Visual Basicを使用して、NET 6では、クロスプラットフォームのコンソールアプリケーションの開発が可能です。

しかし、デスクトップアプリケーションに関しては、Windows FormsやWPF(Windows Presentation Foundation)といったWindows専用の技術が使われるため、他のOSでは動作しません。

.NET 6、.NET Core、そして.NET Frameworkの違いを理解することで、開発するアプリケーションの目的や動作環境に応じて最適なプラットフォームを選択できます。

初心者でもこれらの特徴を把握することで、適切な技術を選び、効率的に開発を進めることが出来ます。

なお、Visual Basicを使用してクロスプラットフォームの開発を行うことは可能です。

ただし、クロスプラットフォームの開発においては、C#が主に使用されることが多く、Visual Basicのサポートは限定的です。

.NET 6の主要なコンポーネントと構造

NET 6の主要なコンポーネントと構造

.NET 6では、ASP.NET CoreによるWebアプリケーション開発、Windows FormsやWPFによるデスクトップアプリケーション開発、コンソールアプリケーション開発など、さまざまなアプリケーション開発が行えます。

これらのアプリケーションは、基盤となる共通言語ランタイム CLR(Common Language Runtime)上で動作します。CLRは実行環境であり、複数のプログラミング言語で書かれたコードを実行できるようにしています。

データベースアクセスの機能は基本クラスライブラリのADO.NET(ActiveX Data Objects .NET)によって提供されています。ADO.NETを使用することで、SQLでのデータ読み書きやトランザクション管理などのデータアクセスロジックを実装できます。

このように.NET 6は、Webからデスクトップアプリケーションまで、幅広いアプリケーション開発を可能にする包括的なフレームワークとなっています。

.NET 6におけるVisual Basic

Visual Basicは.NET 6でも引き続きサポートされており、Windowsアプリケーション開発に適したプログラミング言語です。

.NET 6への対応

Visual Basic は.NET 6の最新機能に対応しており、Windows フォームがサポートされているため、Windowsアプリケーションを開発できます。

コンソールアプリケーションはクロスプラットフォームの開発にも利用することができます。

Visual Basicの注意点

  • Webアプリケーションへの対応: Visual Basicを使用してASP.NET Coreでウェブアプリケーションを開発することも技術的には可能ですが、主にC#が推奨され、使用されています。多くのライブラリやサンプルコードがC#で提供されているため、ウェブアプリケーション開発にはC#を使用するのが一般的です。
  • 汎用性: Visual Basicは、Windowsアプリケーション開発に特化しており、他のプラットフォームでの開発には向いていません。

Visual Basicは、.NET 6でも引き続きサポートされており、Windowsアプリケーション開発に適したプログラミング言語です。

しかし、汎用性などの面で他の言語と比較すると劣る部分もあります。これらの点を理解した上で、Visual Basicを学習・利用することを検討することが重要です。

Visual Basicの開発環境

Visual Basicの開発環境

Visual Basicのプログラミングには、主にMicrosoftのVisual Studioを使用します。

Visual Studioは、アプリケーション開発に必要な機能(エディター、コンパイラー、デバッガーなど)を提供する統合開発環境です。

この記事では、Visual Studioの特徴とVisual Studio Codeとの違いを解説します。

Visual Basicのための開発ツール

Visual Basicの開発には、特にMicrosoft Visual Studioが推奨されます。Visual Basicは.NETフレームワークを利用した開発に適した言語であり、シンプルで理解しやすい構文を持っています。

Microsoft Visual Studioは、このVisual Basicの潜在能力を最大限に引き出すために必要なツールや機能を提供します。

Visual Studioの特徴
  • 多言語対応: Visual Basic以外にもC#、C++など、他の多くの言語での開発もサポートしています。
  • デバッグツール: プログラムのエラーを効率的に特定し、修正するための強力なデバッグ機能を提供しています。
  • ユーザーインターフェイスデザイン: グラフィカルなユーザーインターフェイスを直感的に設計するためのツールを備えています。

引用Microsoft公式/.NET アプリケーションを開発する

このページでは、Visual StudioがC#、F#、Visual Basicなど複数の.NET言語での開発をサポートしていることが明記されています。

Visual Studioのデバッグ機能に関する情報

引用Microsoft公式/最初に Visual Studio デバッガーを見る

Visual Basicを学びたい初心者や、効率的にソフトウェアを開発したい経験者にとって、Microsoft Visual Studioは最適な開発ツールです。

その多機能性と直感的な操作性が、プログラミングの学習と開発の両方をサポートします。

Visual Studioと.Visual Studio Codeの違い

Visual StudioとVS Codeは、ともにMicrosoftが提供する開発ツールですが、対象ユーザーと機能範囲が異なります。

Visual StudioはMicrosoftの.NET系言語(Visual Basic/C#など)に特化した本格的な統合開発環境(IDE)です。

一方、VS Codeはオープンソースの軽量テキストエディターで、様々な言語に対応しており、無償で利用できます。

C#、C、C++、Python など、Visual Studio でサポートされている言語のみを使用して開発する場合は、Visual Studioが最適な選択肢です。

これらの言語で開発していても、React、Vue、または Angular のフロントエンドが必要な場合は、VS Codeが最適な選択肢になる可能性があります。

また、開発環境がLinuxを使用している場合は、Visual Studio Codeまたはその他の IDE を選択する必要があります。これは、Visual Studio が Linux 上で実行されないためです。

引用freeCodeCamp.org/Visual Studio vs Visual Studio Code – What’s The Difference Between These IDE Code Editors?

このページでは、Visual Studioが統合開発環境(IDE)であり、Visual Studio Codeが軽量なテキストエディタであることを説明しています。また、両者の機能や使用シナリオの違いについても詳しく述べられています。

Visual Basicのアプリケーション開発の流れ

Visual Basicのアプリケーション開発の流れ

Windowsフォームアプリケーションを開発する際は、Windowsフォームアプリケーションプロジェクトを作成し、アプリケーションの操作画面の作成とソースコードの入力を行います。

コンソールアプリケーションの場合は、コンソールアプリケーションプロジェクトを作成し、ソースコードの入力を行います。

この記事では、Windowsフォームアプリケーションおよびコンソールアプリケーションの開発の流れを解説します。

Windowsフォームアプリケーション

Windowsフォームアプリケーションは、Windows上で動作する、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を持つデスクトップアプリケーションです。

具体的には、ボタンやテキストボックスなどの要素を持つウィンドウを通じてユーザーと対話するアプリケーションのことを指します。

Visual Basicプロジェクト(Windowsフォームアプリケーション)の作成

Visual BasicでWindowsフォームアプリケーションを開始するには、最初に「Visual Basicプロジェクト」を作成する必要があります。

プロジェクトとは、1つのアプリケーションソフトを開発するのに必要なファイルを管理する単位です。プログラムコードやフォームのレイアウト情報、プログラムが使用する画像などのすべての情報がプロジェクト専用のフォルダーに保存されます。

Visual Studioという開発環境を使うことで、Visual Basicによるプログラミングが直感的にできるようになります。Stack Overflow の 2023年の開発者調査によると、統合開発環境の2位がVisual Studioになります。

引用Stack Overflow/Integrated development environment(統合開発環境)

Visual Basicプロジェクト(Windowsフォームアプリケーション)は、次の手順で作成します。

  • Visual Studioを開く
  • 「新しいプロジェクトの作成」を選択
  • Visual Basicの「Windows フォームアプリ」を選択し「次へ(N)」ボタンをクリック
  • プロジェクトに名前をつけて「次へ(N)」ボタンをクリック
  • 「作成」ボタンをクリック

それぞれ解説します。

STEP
Visual Studioを開く
WindowsフォームVisual Studioを開く
STEP
「新しいプロジェクトの作成」を選択
Windowsフォーム新しいプロジェクトの作成
STEP
Visual Basicの「Windows フォームアプリ」を選択し「次へ(N)」ボタンをクリック
Windows フォームアプリ選択
STEP
プロジェクトに名前をつけて「次へ(N)」ボタンをクリック
Windowsフォームプロジェクト名
STEP
「作成」ボタンをクリック
Windowsフォームプロジェクト作成

このステップにより、基本的なアプリの骨組みができ上がります。

Windowsフォームの作成

プロジェクトが作成されたら、次はWindowsフォーム自体をデザインします。

ユーザーが直接触れる部分であるため、フォームの見た目と機能はアプリケーションの使いやすさに直結します。

Windowsフォームは、次の手順で作成します。
例:フォーム上で、ツールボックスから「ボタン」や「テキストボックス」を配置

  • ツールボックスから「ボタン」「テキストボックス」「ラベル」の配置
  • プロパティウィンドウを使用して、各コントロールのカスタマイズ

それぞれ解説します。

STEP
ツールボックスから「ボタン」「テキストボックス」「ラベル」の配置
Windowsフォームボタン配置
Windowsフォームテキストボックス配置
Windowsフォームラベル配置
STEP
プロパティウィンドウを使用して、各コントロールのカスタマイズ
Windowsフォームプロパティ設定
コントロールプロパティ名設定値
LabelコントロールText入力
ButtonコントロールTextメッセージ表示

これにより、ユーザーが操作できる画面が形成されます。

コードの記述

フォームがデザインされたら、次に各コントロールの動作を定義するコードを記述します。

コードによってアプリケーションの動作が決定され、実際にユーザーの入力に反応して機能するようになります。プログラミングは、アプリケーションに「知能」を与える過程とも言えます。

コードの記述は、次の手順で作成します。
例:「ボタン」をクリックすると、テキストボックスの内容を表示する

  • フォーム上に配置した「ボタン」をダブルクリック
  • Form1.vbに「ボタン」をクリックしたときに呼び出されるメソッドが追加される
  • テキストボックスの内容を表示するコードを記述

それぞれ解説します。

STEP
フォーム上に配置した「ボタン」をダブルクリック
Windowsフォームコントロールダブルクリック
STEP
Form1.vbに「ボタン」をクリックしたときに呼び出されるメソッドが追加される
Windowsフォームボタンメソッド追加
STEP
テキストボックスの内容を表示するコードを記述
Windowsフォームコード記述
Public Class Form1
    Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click
        MessageBox.Show("ボタンがクリックされました!")
        Dim userInput As String
        userInput = TextBox1.Text
        MessageBox.Show("あなたが入力した内容は " & userInput & " です。")
    End Sub
End Class

このプロセスを通じて、アプリケーションは具体的な機能を持ち、ユーザーとのインタラクションが可能になります。

コンソールアプリケーション

コンソールアプリケーションは、コマンドプロンプト(コンソール画面)上で実行されるテキストベースのプログラムです。

Visual Basicを使用してコンソールアプリケーションを作成することができます。

コンソールアプリケーションは、ウィンドウやボタンなどのGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を持たず、テキスト入出力のみで動作します。

例えば、バッチファイル(.batファイル)はコンソールアプリケーションの一種で、コマンドを入力して実行したり、処理結果をコンソール上に表示したりできます。

Visual Basicプロジェクト(コンソールアプリケーション)の作成

Visual StudioのIDE上で新規プロジェクトを作成する際に、プロジェクトの種類として「コンソールアプリ」を選択すれば、Visual Basicでコンソールアプリケーションを開発するためのプロジェクトが作成されます。

Visual Studioには、さまざまな種類のアプリ開発用のプロジェクトテンプレートが用意されています。

コンソールアプリ用のテンプレートを選ぶと、自動でコードファイルなどが作成されるので、すぐにコーディングを始められます。

Visual Basicプロジェクト(コンソールアプリケーション)は、次の手順で作成します。

  • Visual Studioを開く
  • 「新しいプロジェクトの作成」を選択
  • Visual Basicの「コンソールアプリ」を選択し「次へ(N)」ボタンをクリック
  • プロジェクトに名前をつけて「次へ(N)」ボタンをクリック
  • 「作成」ボタンをクリック

それぞれ解説します。

STEP
Visual Studioを開く
コンソールアプリVisual Studioを開く
STEP
「新しいプロジェクトの作成」を選択
コンソールアプリ新しいプロジェクトの作成
STEP
Visual Basicの「コンソールアプリ」を選択し「次へ(N)」ボタンをクリック
コンソールアプリ選択
STEP
プロジェクトに名前をつけて「次へ(N)」ボタンをクリック
コンソールアプリプロジェクト名
STEP
「作成」ボタンをクリック
コンソールアプリプロジェクト作成

コードの記述

コンソールアプリケーションのプロジェクトを作成したら、次にコマンドプロンプト(コンソール画面)上で実行するコードを記述します。

コードの記述は、次の手順で作成します。
例:2つの数字を足して、その結果を画面に表示する

  • プロジェクト作成後の「Program.vb」を開く
  • ユーザーに名前を入力させ、入力された名前を使ってメッセージを表示するコードを記述

それぞれ解説します。

STEP
プロジェクト作成後の「Program.vb」を開く
コンソールアプリProgram.vb
STEP
ユーザーに名前を入力させ、入力された名前を使ってメッセージを表示するコードを記述
コンソールアプリコード記述
Module Program
    Sub Main(args As String())
        Console.WriteLine("お名前を入力してください")
        Dim name As String = Console.ReadLine()
        Console.WriteLine($"{name}さん、こんにちは!")
        
    End Sub
End Module

このように、Console.WriteLineでコンソールへメッセージを出力し、Console.ReadLineでユーザー入力を受け取ることで、コンソールアプリの機能を実装できます。コンソールアプリはGUIがないので、このようなテキスト入出力が主な処理になります。

テストとデバック

Visual Basicで作成したアプリケーションをテストしてバグを発見・修正するには、Visual Studioの提供する高度なデバッグ機能を利用します。実行中のプログラムの状態を詳細に確認できるので、効率的にバグ修正を行えます。

Visual Studioのデバッガーは「アプリの実行を制御し、変数の値を調べたり、アプリの実行をステップ実行したりできる強力なツール」とされています。デバッグに特化した高度な機能が用意されているため、Visual Basicアプリのテストに最適です。

引用Microsoft公式/チュートリアル: Visual Studio を使用した Visual Basic コードのデバッグについて理解する

このチュートリアルでは、Visual Studioデバッガーの機能をステップバイステップで紹介しています。デバッガーを使用してアプリケーションを実行し、変数の値を確認したり、コードの実行をステップ実行したりする方法が説明されています。

Windowsフォームアプリケーション

Windowsフォームアプリケーションのデバッグは、Visual Studioのデバッグツールを用いて行います。

Visual Studioのデバッグ機能は、開発者がコードのエラーを効率的に見つけ出し、修正するのを助けます。これにより、エラー検出と解決のプロセスが大幅に簡略化され、開発時間の短縮につながります。

Windowsフォームアプリケーションのデバッグは、次の手順で作成します。

ここでは、前のステップで作成した「Windowsフォームアプリケーション」※1 のデバッグ方法を説明します。
※1「ボタン」をクリックすると、テキストボックスの内容を表示

  • ブレークポイントを設定
  • デバッグ → デバッグの開始(S)を実行
  • テキストボックスに任意の文字を入力し、メッセージ表示を押下
  • ブレークポイントで停止したら、Visual Studioの「自動」ウィンドウで変数の値を確認
  • テップ実行(F11)を用いて、コードを1行ずつ実行し、変数の値やプログラムの状態を確認
  • F11キーを押してステップ実行し、各行が正しく実行されるかを確認

それぞれ解説します。

STEP
ブレークポイントを設定
Windowsフォームブレークポイント設定
STEP
デバッグ → デバッグの開始(S)を実行
Windowsフォームデバック開始
STEP
テキストボックスに任意の文字を入力し、メッセージ表示を押下
Windowsテキストボックス入力
Windowsメッセージボックス表示
STEP
ブレークポイントで停止したら、Visual Studioの「自動」ウィンドウで変数の値を確認
Windowsフォーム自動ウィンドウ確認
STEP
ステップ実行(F11キー)を用いて、コードを1行ずつ実行し、変数の値やプログラムの状態を確認
Windowsフォームステップ実行
STEP
メッセージボックスを見て最終的な結果を確認
Windowsフォームデバック最終確認

これらのデバッグ技術を駆使することで、開発者はプログラムのバグを効率的に特定し、修正できます。

コンソールアプリケーション

Visual Basicを使用してコンソールアプリケーションをデバッグするには、ブレークポイントの設定とコンソール出力を活用することが重要です。

ここでは、前のステップで作成した「コンソールアプリケーション」※1 のデバッグ方法を説明します。
※1 2つの数字を足して、その結果を画面に表示する

  • ブレークポイントを設定
  • デバッグ → デバッグの開始(S)を実行
  • コンソールから名前を入力しEnterボタンを押下
  • ブレークポイントで停止したら、Visual Studioの「自動」ウィンドウで変数の値を確認
  • F11キーを押してステップ実行し、各行が正しく実行されるかを確認
  • コンソール出力を見て最終的な結果を確認

それぞれ解説します。

STEP
ブレークポイントを設定
コンソールアプリブレークポイント設定
STEP
デバッグ → デバッグの開始(S)を実行
コンソールアプリデバック開始
STEP
コンソールから名前を入力しEnterボタンを押下
コンソールアプリ入力
STEP
ブレークポイントで停止したら、Visual Studioの「自動」ウィンドウで変数の値を確認
コンソールアプリ自動ウィンドウ確認
STEP
F11キーを押してステップ実行し、各行が正しく実行されるかを確認
コンソールアプリステップ実行
STEP
コンソール出力を見て最終的な結果を確認
コンソールアプリデバック最終確認

デバッグはプログラム開発において重要なプロセスです。Visual Basicを使用したコンソールアプリケーションのデバッグでは、ブレークポイントの設定とコンソール出力を活用することで、効率的にエラーを発見し、修正することができます。これにより、初心者でもプログラムの動作を理解しやすくなります。

ビルド

デバッグが完了した段階のプログラムは、Visual Studio上でしか実行することができません。

このため、作成したプログラムをコンパイルして実行可能な形式(EXEファイルまたはDLLファイル)を作成します。

ビルドとは、プログラムをコンピューターが実行可能な形式に変換する工程です。

これによって、Visual Studioがインストールされていないコンピューターでも動作するアプリケーションが完成します。

Windowsフォームアプリケーション

Windowsフォームアプリケーションをビルドするには、Visual Studioのビルド機能を利用します。

以下に、Windowsフォームアプリケーションのビルド手順を示します

  • メニューバーから「ビルド」を選択し、「ソリューションのビルド」を選択
  • ビルドが成功すると、”ビルドに成功しました”というメッセージが表示
  • ビルドが完了すると、エラーがなければ.exe形式の実行ファイルがプロジェクトフォルダ内に生成

それぞれ解説します。

STEP
メニューバーから「ビルド」を選択し、「ソリューションのビルド」をクリック
Windowsフォームソリューションのビルド
STEP
ビルドが成功すると、”ビルドに成功しました”というメッセージが表示
Windowsフォームビルド結果
STEP
ビルドが完了すると、エラーがなければ.exe形式の実行ファイルがプロジェクトフォルダ内に生成

「bin」→ 「Release」→ 「net8.0-windows」フォルダ内に作成された実行ファイル

Windowsフォーム実行ファイル生成

このビルドプロセスにより、開発したアプリケーションを実際に実行し、ユーザーに配布する準備が整います。

実行可能ファイル(EXEファイル)を作成する際は、通常Releaseビルドを選択します。Releaseビルドを選択すると、Debugビルドに比べ、プログラムの実行速度が速くなります。また、ファイルサイズが小さいので、配布しやすくなります。

①ソリューションエクスプローラーでソリューション名を右クリックしてプロパティを選択します。

WindowsフォームReleaseビルド

プロパティページの構成プロファイルを選択し、構成でReleaseを選択して、OKボタンをクリックします。

WindowsフォームReleaseビルド選択
WindowsフォームReleaseビルド選択OK

コンソールアプリケーション

Visual Basicでコンソールアプリケーションをビルドすることで、プログラムのソースコードを実行可能なファイルに変換できます。

この過程はVisual Studioを使用して簡単に行うことができ、結果として生成される実行ファイルはコマンドプロンプトから直接実行することができます。

手順は「Windowsフォームアプリケーション」と同様です。
尚、exe形式の実行ファイルの保存先は「bin」→ 「Release」→ 「net8.0」になります。

例えば、”HelloWorld”という名前のプロジェクトをビルドした場合、”HelloWorld.exe”という名前のファイルが生成されます。このファイルをダブルクリックするか、コマンドプロンプトから実行することで、プログラムを起動できます。

コンソールアプリケーションのビルドは、プログラマーが書いたコードを実際に動作するプログラムに変換する重要な過程です。Visual Studioを使用することで、この過程は非常に簡単になります。

Visual Basicのおすすめ学習方法とコミュニティ

Visual Basicのおすすめ学習方法とコミュニティ

「新しい言語を学ぶって、なんだか難しそう…」

そう思っている方、実は心配する必要はありません。Visual Basicは、比較的習得しやすい言語として知られており、初心者でもスムーズに学習を始められます。

しかし、「何から始めればよいのかわからない」「自分に合った学習方法が見つからない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Visual Basicを効率的に学習するための推奨方法を4つご紹介します。

それぞれの方法の特徴や長所・短所を詳しく解説しているので、自分に合った学習方法を見つけて、楽しくVisual Basicをマスターしましょう。

市販の書籍で勉強する

書籍は、自分のペースで学習できるという利点があります。理解が難しい箇所があっても、何度も読み返すことで理解を深めることができます。

多くの書籍には練習問題やサンプルコードが掲載されているため、実際にコードを書きながら学習を進めることができます。

また、費用も比較的安価なので、気軽に始められるという点も魅力的です。


1冊目のおすすめ本は『作って覚えるVisual Basic 2022 デスクトップアプリ超⼊⾨』となります。

本書は、超初心者でもプログラミングの考え方と書き方が自然に身につくように構成されています。

学習のロードマップに沿って、プログラミングの基礎からアプリケーションの作成までをステップバイステップで学ぶことができます。

データ型や制御構文、アプリケーションの説明は、図解を用いて丁寧に解説されています。

Visual Studio Community 2022および.NET 7に対応しています。

初心者が躓きやすいポイントが丁寧に解説されているため、プログラミング学習の一冊目としてオススメな書籍です。


2冊目のおすすめ本は『基礎Visual Basic 2022 基礎シリーズ』となります。

VBプログラミングが初めてでも、1ステップずつ理解しながら習得できます。

初心者向けに、デスクトップアプリケーションを作成しながら段階的にスキルアップできるよう構成されています。

データ型や制御構文の説明は、初心者にも理解しやすいよう、用語とその意味を分かりやすく解説しています。

この書籍は、Visual Basicの基礎を身につけたい方にとってオススメな一冊です。


3冊目のおすすめ本は『Visual Basic 2022パーフェクトマスター』となります。

プログラミング経験がゼロでも、本書を読み進めることで、Visual Basicの一通りのプログラミングテクニックが身に付くように構成されています。

初心者から中級者向けに、Visual Basicの開発環境の準備から、デスクトップアプリケーションやデータベースアプリケーションの作成まで、実際にサンプルを動かしながらプログラミングを学べます。

データ型や制御構文、オブジェクト指向プログラミングについても詳細に解説しています。ダウンロードサービス付きです。

この書籍は、Visual Basicの一通りのプログラミングテクニックを身につけたい方にとってぴったりの一冊ですよ

動画講座を利用する

動画講座はプログラミング初心者にとって最適な学習方法の一つです。Visual Basicの文法や構文を一から学びたい場合、動画講座ならリアルタイムでコーディングの様子を視覚的に確認できるのが大きな魅力です。

テキストベースの学習資料だけでは、実際にコードがどのように動作するのかをイメージするのが難しい初心者の方も多いでしょう。

しかし動画なら、講師がコードを1ステップずつ書いていく過程を追うことができます。

さらに一時停止しながら自分のペースで進められるので、理解が追い付かなくても焦る必要がありません。

動画講座の多くは基礎から順を追って解説していくので、Visual Basicを全く知らない方でも安心して学習を始められます。

また応用的な内容もしっかりとカバーされているので、基本的なスキルを身につけた後も、さらに上を目指せます。

動画講座を活用すれば、視覚的な手順確認と自分のペースでの学習を両立できます。

特に実践的にコーディングを学びたい初心者の方に適した学習スタイルと言えるでしょう。ぜひ自分に合った動画講座を見つけて、Visual Basicの学習を始めてみてはいかがでしょうか。

Visual Basicが学べる動画講座は、UDEMY(ユーデミー)の有料コースを受講するのがおすすめです。

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柔軟に日付を扱えるようになれば、VB.NETでできることの幅も広がりますし、複数の日付操作の文法を組み合わせて応用的なスキルを身につけることも可能です。

そのため、「vb.net初心者のための日付操作入門」は、これからVB.NETで開発している企業に就職する方、すでにVB.NETで開発をスタートしている新人エンジニアの方、そして、日付操作の処理に躓いてしまっている方にもおすすめできるコースとなっています。

このコースを受講するとこんなスキルが身につきます

  • VB.NETの日付操作の基礎的な文法をコーディングするスキル
  • カスタム書式指定文字列や補間文字列を使って自由なフォーマットで日付を表現するスキル
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vb.net初心者のためのファイル操作入門

VB.NETの学習を始めたばかりの方、ファイル操作で躓いていませんか?

ファイル操作は、VB.NETの基礎中の基礎であり、プロの現場でも頻繁に使われている必須スキルです。

ファイル操作は、VB.NETのバッチ処理(バックエンド)で必須スキルです。

柔軟にファイルを扱えるようになれば、別のアプリケーションとの連携も可能となり、VB.NETでできることの幅も広がります。

そのため、「vb.net初心者のためのファイル操作入門」は、これからVB.NETで開発している企業に就職する方、すでにVB.NETで開発をスタートしている新人エンジニアの方、そして、ファイル操作の処理に躓いてしまっている方にもおすすめできるコースとなっています。

また、ファイル操作の基礎の他にも、使用されることの多いCSVファイル、INIファイル、XMLファイルの操作方法についても学習することが可能です。

このコースを受講するとこんなスキルが身につきます

  • VB.NETのファイル操作の基礎的な文法をコーディングするスキル
  • CSVファイルを読み書きしてCSV形式でデータ管理を行うスキル
  • 外部APIを使用してINIファイルの読み込みや書き込みを行うスキル
  • XMLファイルを読み書きしてXML形式でデータ管理を行うスキル
  • LINQを使ってXMLファイルから条件抽出するスキル

こんな方におすすめ

  • VB.NETの学習を始めたばかりの方
  • VB.NETのファイル操作の基礎を学びたい方
  • VB.NETのINIファイル操作を学びたい方
  • VB.NETのCSVファイル操作を学びたい方
  • VB.NETのXMLファイル操作を学びたい方

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スクールに通う

プログラミング初心者が新しい言語を学ぶ際、スクールに通うのは確実なスキルアップができる選択肢の一つです。

Visual Basicを勉強したいけれども、一人で取り組むのは不安という方におすすめです。

スクールの最大の利点は、プロの講師から直接指導を受けられることです。分からないことがあれば、その場で質問できるので、つまずきをスムーズに解消できます。一人で学習するよりも、確実に理解を深められるでしょう。

また、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨できる環境も大きな魅力です。プログラミングは長い道のりですが、同期と助け合いながら学べば、モチベーションを維持しやすくなります。

スクールでは、Visual Basicの基礎から応用までをカリキュラムに沿ってステップバイステップで学習していきます。生徒一人一人の理解度に合わせた分かりやすい説明が期待できます。実習を通して実践的なスキルも身につけられます。

スクールに通えば、講師からの手厚いサポートを受けられ、短期間で集中的にVisual Basicを学べます。特に自分一人で取り組むことに不安を感じている初心者の方は、ぜひスクールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

KENスクール[PC教室]

オブジェクト指向をポイントに押さえた効率的なカリキュラムで学習し、豊富な演習問題にチャレンジすることにより、基礎から応用までプログラミングのノウハウを習得することができます。

KENスクール[PC教室]」は、Visual Basic講座、Visual Basicデータベース講座があります。

対象未経験者~中級者向け
講座名Visual Basic講座
講座概要Windowsアプリケーション開発の基礎技術を習得します。豊富なコーディング実習を取り入れ、プログラミングの基本から応用まで学習し、Visual Basicで顧客管理システムを作成できるようになります。
受講時間30時間
受講期間3ヶ月
金額¥136,400(税込)
こんな方におすすめ・Windowsアプリケーションの開発基本的なスキルを身につけたい方
・Visual Basicから外部ファイルを利用する方法を学びたい方
対象初心者~中級者向け
講座名Visual Basicデータベース講座
講座概要Windowsアプリケーション開発の応用的な技術まで習得します。多階層構造システムを作成し、実践的なスキルを身につけます。Visual BasicとSQL Serverを活用して社員管理システムを作成できるようになります。
受講時間20時間
受講期間3ヶ月
金額¥91,300(税込)
こんな方におすすめ・Windowsアプリケーションの開発スキルを身につけたい方
・Visual Basicとデータベースとの連携方法を学びたい方

KENスクール[PC教室]」は、「受講期間内なら受講回数が無制限」、「就職・転職サポートを無料」など充実のサポート体制があるので、おすすめです。

KENスクール[ピーシーキョウシツ]

エンジニア向けのコミュニティサイト

プログラミング言語を学ぶ上で、コミュニティサイトを活用するのは大変有効な方法です。

Visual Basicの初心者の方も、ぜひこの機会にコミュニティへ参加し、学習を加速させてみてはいかがでしょうか。

オンラインコミュニティには、Visual Basicについてよく尋ねられる質問が数多く蓄積されています。

過去の投稿を参考にすることで、自力で学習を進められます。さらに自分で質問を立てれば、経験豊富なメンバーからアドバイスをもらえるでしょう。

コードに関する疑問はもちろん、効率的な学習方法や役立つリソースについても、先駆者たちの知恵が詰まっています。

コミュニティメンバー同士でコードレビューを行うこともできます。他者の視点を取り入れることで、自分一人では気づけない視点を得られる可能性があります。

さらに、コミュニティではVisual Basicの新しい情報や開発の動向をいち早くキャッチアップできます。先端のテクニックを学べるだけでなく、実務で役立つノウハウも豊富に得られるはずです。

Visual Basicを学ぶ際は、ぜひ質の高いコミュニティに参加してみてください。

Qiita(キータ)

https://qiita.com/

Qiitaは、エンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービスです。プログラミングに関するTips、ノウハウ、メモを簡単に記録・公開することができます。

Zenn(ゼン)

https://zenn.dev/

Zennはエンジニアのための新しい情報共有サービスです。Zennの会員は知見を記事として投稿するだけでなく、1冊の本にまとめて無料または有料で公開したり、記事としてまとめる前の短いメモを投稿したりすることもできます。

「Zenn」では「投げ銭」や「電子書籍販売」で稼ぐことができます。

VBForums(海外サイト)

https://www.vbforums.com/

Visual Basicに特化したコードのサンプル、プログラミングのアドバイス、ユーザー間の技術的な討論が豊富にあります。

Visual Basicの最新動向と将来性

Visual Basicの最新動向と将来性

新しい技術を学ぶというのは、誰にとっても一つの挑戦です。特に、Visual Basicのようなプログラミング言語を初めて学ぼうとするとき、不安を感じることは自然なことです。

しかし、その学びを通じて得られるキャリア上のメリットは計り知れません。

Windowsフォームアプリケーションやコンソールアプリケーションの開発に欠かせないVisual Basicは、その最新の動向を理解し、今後の展望を把握することで、あなたの不安を希望に変える鍵となるでしょう。

この記事では、Visual Basicの現在の位置づけと、技術の進化があなたのキャリアにどのように役立つかを、分かりやすく解説します

Windowsフォームアプリケーション

Visual Basicで開発されたWindowsデスクトップアプリケーションは、今後も一定の需要が継続すると考えられます。特に、レガシーシステムの保守・改修や、特定の業務に特化したアプリケーション開発において、Visual Basicは有効な選択肢の一つとなり続けるでしょう。

しかし、新規開発においては、Webアプリケーションやクロスプラットフォーム開発など、より汎用性が高く、開発効率に優れた技術が主流となりつつあります。Visual Basicを新規に習得するよりも、これらの技術を習得する方が、将来的には有利になる可能性があります。

Visual Basicは、Windows向けのデスクトップアプリケーション開発で広く利用されてきたプログラミング言語です。豊富なライブラリや開発ツール、比較的習得しやすいという特徴を持ち、初心者からベテランまで幅広い開発者に親しまれてきました。

近年では、Webアプリケーションやクロスプラットフォーム開発などの技術が台頭し、Visual Basicの利用は減少傾向にあります。しかし、以下のような理由から、Visual Basicは今後も一定の需要が継続すると考えられます。

レガシーシステムの保守・改修

多くの企業では、Visual Basicで開発されたレガシーシステムを抱えています。これらのシステムを改修する場合、Visual Basicに精通した開発者が求められます。

特定の業務に特化したアプリケーション開発

特定の業務に特化したアプリケーションの場合、汎用性の高い技術よりも、開発効率や使いやすさを重視することがあります。Visual Basicは、このようなアプリケーション開発に適しており、今後も一定の需要が見込まれます。

一方、新規開発においては、Visual Basicよりも以下のような技術が主流となりつつあります。

Webアプリケーション: Webブラウザ上で動作するWebアプリケーションは、場所やデバイスを選ばずに利用でき、開発・保守も容易です。近年では、クラウドサービス上での開発・運用も一般的になっています。

クロスプラットフォーム開発: Windowsだけでなく、macOSやLinuxなど複数のプラットフォームで動作するアプリケーションを開発できます。近年では、React Native、Flutterなどのフレームワークが人気を集めています。

これらの技術は、開発効率や汎用性においてVisual Basicを凌駕しており、新規開発においては主流となりつつあります。

Visual Basicは、Windowsデスクトップアプリケーション開発において長い歴史を持つ言語であり、今後も一定の需要が継続すると考えられます。特に、レガシーシステムの保守・改修や、特定の業務に特化したアプリケーション開発においては、Visual Basicは有効な選択肢の一つとなり続けるでしょう。

しかし、新規開発においては、Webアプリケーションやクロスプラットフォーム開発など、より汎用性が高く、開発効率に優れた技術が主流となりつつあります。将来的には、これらの技術を習得する方が有利になる可能性があります。

コンソールアプリケーション

Visual Basicは、Windows環境での開発に強みを持つプログラミング言語であり、特にコンソールアプリケーションの開発においてその利便性と機能性が評価されています。

最新の動向として、Visual Basicは引き続き企業の業務システムやデータ処理ツールの開発に利用されており、今後もその需要は続くと予想されます。

広範な利用範囲

  • Visual Basicは、Windowsベースの業務システムやデスクトップアプリケーションの開発に広く使用
  • データ管理ツールや社内業務システムなど、企業の基幹業務を支えるアプリケーションの開発に適しています。

継続的なサポートとアップデート

  • MicrosoftはVisual Basicの継続的なサポートとアップデートを行っており、最新の技術トレンドに対応
  • 最新の.NET 6でもVisual Basicはサポートされており、最新技術と互換性があるため、最新のセキュリティパッチやパフォーマンス向上の恩恵を受けられます。

コンソールアプリケーションの実例

データ変換処理

多くの企業で、異なるシステム間でのデータ変換や整合性チェックにVisual Basicで開発されたバッチ処理用コンソールアプリケーションが使用されています。

定期的な集計処理

売上データの日次集計や月次レポートの生成など、定期的に実行される処理にVisual Basicのコンソールアプリケーションが活用されています。

Visual Basicは、その直感的な構文と強力な開発環境により、初心者からプロフェッショナルまで幅広い開発者に支持されています。

特に、Windows環境での業務システムやデータ管理ツールの開発において、その利便性と機能性が評価されています。

今後もMicrosoftの継続的なサポートとアップデートにより、Visual Basicは重要な役割を果たし続けるでしょう。

まとめ

Visual Basicは、かつて人気のあったプログラミング言語ですが、今でも学習する価値があります。この記事では、Visual Basicを学ぶ理由として、以下の3つのポイントが挙げられています。

Windowsアプリケーション開発に適している

Visual BasicはWindows環境でのアプリケーション開発に非常に適しており、簡単にGUIを作成できるなど、特に初心者に優しい開発環境を提供します。また、.NETフレームワークの強力な機能を活用でき、安全で効率的な開発が可能です。

分かりやすく親しみやすい

Visual Basicはシンプルな構文で、初心者でも容易に学習できます。また、安定した言語であり、長年にわたり多くの企業で利用され続けています。

利用実態と案件の存在

Visual Basicは今でも多くの企業で利用されており、特に金融業界や公共機関での利用が続いています。求人数も一定数存在し、学ぶことでキャリアの選択肢を広げることができます。

Q&A

Visual BasicとVBAの違いは何ですか?

Visual BasicとVBAは似て非なるツールです。Visual Basicは独立したWindowsアプリケーションを開発するための汎用プログラミング言語です。

一方、VBAはMicrosoft Officeの中で動作し、Word、Excelなどの機能をプログラムで制御・自動化するためのツールです。

旧来型Visual Basicのサポート終了はいつですか?

旧来型Visual Basic(VB6)のサポートは2008年4月8日に終了しました。

サポート終了後もVB6を使用することは可能ですが、そのリスクを理解した上で、適切な対策を講じる必要があります。

VB6の代わりに、Visual Basic .NET(VB.NET)などの新しいプログラミング言語の使用を検討することをお勧めします。

vb6からvb.netの変換はどのように行いますか?

この変換には、変換ツールを使用する方法と手動での詳細なコード書き換えという、二つの主な方法があります。自動化ツールは速く簡単ですが、完璧ではないため、手動での調整がしばしば必要です。

手動変換は時間がかかりますが、より精密なコントロールが可能で、最終的なアプリケーションの品質を向上させることができます。どちらの方法も、VB6とVB.NETの間のプログラミングの違いを理解していることが前提となります。

以下に、変換ツール(アップグレードウィザード)の手順を示します。

  • Visual Studio 2008 Expressで、VB6プロジェクトを開く
  • アップグレードウィザードを実行し、VB.NET 2008形式に変換
  • 変換後のプロジェクトを最新のVisual Studioで開く
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